五行草の収穫

茨城県北ジオパーク応援弁当に使用している食材スベリヒユ。
酸味とヌメリがあって、お浸しや佃煮にすると美味しいのですよ。

このスベリヒユは、水戸藩第二代藩主徳川光圀が侍医に命じて刊行した処方集『救民妙薬』の中にも、五行草として掲載されており、徳川家のお薬屋さん岩間東華堂の岩間先生によると、清熱解毒・涼血止血作用があり、アレルギーのお薬としても処方されている立派な漢方薬なのです。

そして今の時期、農家さん泣かせの雑草として、至る所に生えて来ます。
私が理事を務める日本農業実践学園の圃場にも一面にスベリヒユが。

酷暑の中、手作業で一つ一つ丁寧に収穫作業をしました。

30分で、あっという間に20キロ。

そしてこの後、丁寧に仕分けして、水洗いを2回して茹でこぼし、冷水にさらして水気を切り、2キロずつ冷凍保存しました。
今年は、酷暑で雨も少なく、スベリヒユにとっては良い条件だったみたい。

一日作業をした水戸市内原町の日本農業実践学園では、牛の飼料用デントコーンもすくすくと育ち、風になびいてとても爽やかな風景が一面に広がっていました。
職員の皆さま、大変お世話になりありがとうございました。