薬草を楽しむ薬膳レッスン日立

朝晩の気温差が大きい今日この頃、外因のひとつ風邪(ふうじゃ)により様々な体調の変化が起こりやすい季節です。当料理教室では、体調に合わせてどのようなタイミングで食べるのかを紐解いていく薬膳レッスンが、この4月から笠間・日立クラスでスタートしています。

今この辺りでは家々の庭の至る所に、いわゆる雑草とされている薬草たちが顔を出しています。
それらは水戸黄門こと徳川光圀が藩医に命じてまとめさせた日本最古の家庭の医学書『救民妙薬(きゅうみんみょうやく)』にも掲載されているもので、古くから民間療法として家庭で伝えられてきました。

本日の薬膳レッスンのおやつでは、キク科の多年草ヨモギで草大福を作り、サルトリイバラの葉で包み、春の名残を味わいました。フレッシュなヨモギで作る草大福は、それは香り豊かで女子に人気の一品です。
ヨモギは、漢方では艾葉(がいよう)といい止血薬として用いられています。
ビタミンK・クロロフィル・不溶性食物繊維を含み、抗菌作用・デトックス効果が高く、アトピー性皮膚炎やダイエットにも効果があるとされています。
フレッシュヨモギをお風呂に入れると、体が温まり、リラックスや安眠効果が期待できます。
ただし、キク科植物にアレルギーをお持ちの方はとり過ぎに注意が必要です。

このように身近な食材にもパワーがあることを知り、毎日の食事に取り入れて、心と体の不調を改善していきます。
お問い合わせやワンディレッスンもお気軽にどうぞ。☎080-5499-9677 宮澤
次回もどうぞお楽しみに。