農業の学校の食農教育

私たち消費者の毎日の生活において欠かすことの出来ない「食」を通して、作り手の想いを知る食農教育が大切とされる時代になりました。その「食」を支えている「農」は、まさに私たちの命の源であるといえます。
その作り手の立場である農業の学校の食農教育は、買い手である消費者の立場になって「食育」を学び、最近の消費動向を踏まえながら、自分たちの作った農畜産物が食卓に上るまでを学んでいきます。時代のニーズに合わせ安心安全な農作物を消費者に伝えるために、どのようなシーンで消費者が自分たちの農畜産物を手に取るのか考えながら、将来的に儲かる農業に繋げてほしいと思います。


近年では家庭で野菜をそのまま購入するより、中食(加工・業務用)の方が売り上げが伸びてきているという調査結果があります(H30農水省)。学園では昭和初期に著された『食物指針』(日本国民高等学校発行)に基いて昔ながらの加工品を作り、直売所で販売しています。
本日の食農教育「食育」講座では、旬の赤シソ、ゴボウ、梅について取り上げました。加工後の野菜屑は堆肥として再利用し、学食から出た食物残渣は養豚部門で餌として利用しています。
近年、国連で採択された2030年までに達成すべきSDGs(持続可能な開発目標)17の目標にも「食」と「農」は深い関りがあると思います。


農業を学ぶ学生たちは、食育にも興味を持って取り組んでいます。先代の加藤完治先生の理念に基づいて、前出の『食物指針』にも掲載されているように、農業者は丈夫な体を作ることが基本です。7月の学園行事では、毎年恒例の富士登山があります。みんな元気に登頂できますように。