「ローストポークと米粉パン」たのしい食育料理教室

本日は茨城県の笠間市地域交流センタートモアにて「たのしい食育」料理教室を開講しました。

講師は当料理教室 講師 岸本扶貴子先生(全国料理学校協会教師、食育インストラクター)。

調理実習のテーマは「西洋料理」。献立は地元の旬の野菜をたっぷりと使用して、ホタテ貝柱と冬瓜のスープ、米粉食パン、グリーンサラダ、ローストポークです。

手順は、まずパンの生地を作るところから。「米粉パンを作るのは初めて」という方が多く、「上手に焼けるかな」とドキドキしながらオーブンへ。皆さんとてもよい色合いに焼きあがりました。

この手作り米粉パンの特徴は、焼き上がり直後よりも、よく冷ましてから切った方がきれいに切れるので、ご試食にはこちらであらかじめご用意したものを召し上がっていただきました。しっとりモチモチの食感と酵母の風味に「おいしいね」の笑顔が弾んでいました。

同時進行でローストポークを家庭用のフライパンで作りました。肉の下処理にはオカモトさんの調湿吸水シート「レッドキーパー」を使用。焼成には肉の中心温度を確かめながらゆっくりと火を入れていきましたので肉汁が逃げることなく、焼き上がりを切ってみると切り口が滑らかで美しく柔らかい仕上がりになりました。

付け合わせ用にローストポークと一緒のフライパンで蒸し焼きにした野菜は、肉の旨味をまとい野菜のうまみ成分との相乗効果で、下味をつけなくてもおいしい減塩の一品となりました。

そして最後に、いただいたバタフライピーのお茶を添えました。バタフライピーは鮮やかな青色の花をつけるマメ科の植物で、温性の性質を持ち、帰経は肝、瘀血によいとされています。

そのお茶にレモン汁(酸性)をくわえ、ポリフェノールの一種アントシアニンが青から赤へと変化していくところを皆で楽しみました。

トモアカルチャースクール前期は今回で終了です。次回からはいよいよ後期がスタートします。

皆さま、また来月も元気な笑顔でお会いしましょう!

本文:岸本扶喜子・宮澤孝子、画像:岸本扶喜子・村山陽子、監修:宮澤孝子