茨城県桜川市の岩瀬日本大学高等学校にて、ソーシャルメディア部による「ジオ丼」取材会が開催されました。開催の目的は「ジオ丼」を通して地形・地質について学び、地域の価値を再発見しようというもので、ジオ丼制作者の私と地質に詳しい西原さん(茨城県北ジオパーク構想IP)の二人で参加しました。
岩瀬日本大学高等学校ソーシャルメディア部は、茨城県代表として‘文化部のインターハイ‘といわれる全国高等学校総合文化祭高知大会(こうち総文2020)新聞部門に出場予定でしたが、コロナの影響で中止になり、3年生はこのあと受験勉強に入るとのこと。
今日のジオ丼は、2015茨城県北ビジネスコンペティションで優秀賞を受賞した際の「元祖ジオ丼」をご用意しました。
部員たちは「ジオ丼」関係者が茨城県知事を表敬訪問した4年前の新聞記事をもとに、これまでにもジオパークについて話し合ってきたそうです。顧問の時杉先生は「3年生のせめてもの夏の思い出になれば」と今回のジオ丼取材会に至った背景を教えてくださいました。
私と西原さん(茨城県北ジオパーク構想IP)の解説を、部員の皆さんはメモを取りながら終始真剣な眼差しで聞いてくださり、質問事項もたくさんいただきました。私も女性起業家としてたくさんの挫折をして来ましたので、これからの人生でふと立ち止まったときに、少しでも今日のことを思い出して前を向いて進んで行ってくれたらと思います。
本日訪問した、加波山の麓に位置する岩瀬日本大学高等学校の正面玄関のスロープは、茨城県の3つの石に制定されている「白い貴婦人」といわれる御影石の一枚板が使われていて、しかもジオ丼の中にも入っている具材(鶏の黒胡麻唐揚げを御影石に見立てている)で、茨城県北ジオパーク構想IPとして、またジオ丼制作者として、とても嬉しくなりました。
この美しい自然に囲まれた学習環境・生活環境が、これから何年先もずっとずっと続きますように。ソーシャルメディア部のみなさんには、これからも地域の小さな価値を見つけ、自信を持って広く発信していってほしいと思います。
私もこれからも「食」を通して地域の魅力を発信し、日本ジオパーク再認定に向けて頑張ろうと思います。