食物アレルギー除去食について

食物アレルギーは特定の食品に含まれるアレルゲンが体内に入ると免疫機能が過剰反応を起こし、排除しようとして体に様々な症状を引き起こすものです。口から食べたものだけでなく、吸い込んだり触ったりする経路から侵入することもあります。
特に乳幼児は、将来アレルギーマーチを引き起こさないように月齢に応じた離乳食が大切です。食べてすぐに症状が出るものと、アトピー性皮膚炎などのような症状が出ることもあります。
幼児期からは、食べた後すぐに症状が出るものや、激しい運動をした後に症状が出るものもあります。
大人になってからの重篤なアレルギーの方は、アレルギー性食品を排除した調理が必要になりますが、お子様は栄養素の偏りを防ぐために医師と相談しながら少しづつ食べられる範囲を広げていく方法がとられています。

学校給食では、アレルギー性食品の完全除去食に対応するところも見受けられますが、飲食店でもこれらのニーズが高まってきているように思います。家族みんなで外食する時に、家族で同じものが食べたいですよね。
本日は企業様向けにアレルギーについての研修を行い、卵、牛乳、小麦粉を使わないスパゲティーミートソースを実習で作りました。命にかかわることなのでアレルギー性物質がどの食材に使用されているのか、どの食材で代用できるのか、完全除去なのか調理方法で防げるのか、見極めることがとても大切です。