日本人から見た中国の家庭料理

家族が中国に赴任し3年間東莞市で生活していた経験から、今回は中国のお友達から教えていただいたり自分が実際に食べたりした中国の家庭料理の覚え書きをしてみたいと思います。

私たち日本人が思い浮かべる中国の料理は‘中華料理‘として餃子やチャーハンなどが例に挙げられますが、それらは日本人向けにアレンジされたもので、‘中国料理‘は中国で食べられている料理のことを指します。とても広大な大地に様々な民族が住み、歴史のある中国の料理にはとても奥深いものがあり、大きく分けると‘中国八大料理‘と称されるものに分類されます。

自分が食べた感想も含めてメモします。

・山東料理ー北京ダックや水餃子など宮廷料理とされていた素材を生かした料理で食べやすい。
・四川料理ー麻婆豆腐や火鍋など辛い料理が有名ですが他の料理はとてもあっさりしている。
・広東料理ー魚介類を沢山使い日本人向け。休日の朝食は点心を食べながらゆったりお茶を飲む。
・江蘇料理ーお肉や魚を甘く味付けしたものが多い。八宝菜や豚の角煮のようなもの。
・浙江料理ー鶏の蒸し焼きなどあっさりした料理を塩気の効いたタレで食べる。
・安徽料理ー川魚やスッポンなど野生動物を使った料理で味は淡白。
・湖南料理ー酸辣湯など酸味と辛みの効いた料理が多い。料理の辛さは半端ない。
・福建料理ー魚介類を使った料理が多く味は淡白で甘く食べやすい。

食事はいつもゆったりと、薬膳的な効能や日常の出来事を話しながら、大皿から取り分けて食べて、残った料理はまた次の日にアレンジして食べます。


食材の買い出しはいつも近所の市場やお店で、ほとんど加工されていない食材を店頭でそのまま量り売りしています。生きている魚介類や蛙などが元気に並んでいて、夕方には売り切れになっているほど。
生きている新鮮な食材を食べることが健康につながるという考え方なので、お友達に「生きている鶏を料理したこと無いの?」と言われて笑われたことも。


それからお酒には‘青島啤酒‘(チンタオビール)と白酒の仲間の‘茅台酒‘(マオタイ)を本当によく良く飲みました(※夫が)。基本的に中国人は冷たい飲み物は飲みません。
食前にはいつもお友達が季節のお茶をゆったりとした雰囲気の中で煎じてくれます。食後には`天然椰子汁‘(ココナッツジュース)や季節の果物が良く登場します。

中国のお友達20名に問巻調査(アンケート)を実施して「好きな家庭料理は?」と聞いてみると、ほとんどの人たちが以外にも`泡菜‘(漬物)とスープと答えました。日本も中国も、母の作るスープや漬物の味は大人になってからも心に残る家庭の味なのですね。