茨城県の常陸太田市折橋にて創業300年の歴史を持つ名湯と美食の宿 横川温泉 元湯 山田屋旅館より、オンラインガストロノミー「ととのえる薬膳~春分」料理教室をオンライン配信しました。
常陸太田では、あちらこちらに菜の花や梅の花が咲いてポカポカ温かく、まさに春本番を感じます。
折橋の交差点を曲がって、さらにこの看板を入った奥に地元での愛称 山田屋さんがあります。
前半には今回だけ特別に厨房に入らせていただいて、第20代若旦那 小林さんに家庭で簡単に出来る日本料理の調理実習を行いました。長い歴史のある宿の食事を支えてきた厨房に足を踏み入れると、その造り全てに神々しい雰囲気がありました。
調理実習では、美しくお手入れされた和包丁2本と、大きな一枚板のまな板、色止め用の氷水はアルミのボールに、だし汁と酢水はステンレスのボールに、お湯もすぐ沸くようにと前もって準備され、木の里農園さんの有機野菜たちが見る見るうちに日本料理へと創り上げられていきました。
若旦那 小林さんの作る料理は「奥久慈懐石料理」と称され、旬の地元の食材を使用し、素材の味を生かした滋味あふれる料理。普段から、お越しになるお客様の好みやライフスタイルに合わせて食事を作ることを心がけているそうです。その思想は、和の薬膳と通ずるものがあり、心に響き渡りました。
後半では会場を大広間に移動して、若女将の美華さん、うちの生徒さんも一緒に、ソーシャルディスタンスを保ちつつ試食しながらの薬膳ランチョンセミナー。若女将 美華さんからは、温泉と宿のご紹介や出身地 秋田と茨城の地酒のお話も聴かせていただきました。そこにはお食事はもちろんのこと、部屋の設え、器、すべてにお客様のことを一番に考えた心からのおもてなしがありました。
先代からのこれらの美しい環境を、次世代の子供たちへ伝えていきたいという熱い思いにも感動。皆様どうぞ茨城県北にお越しの際には、横川温泉元湯 山田屋旅館さんへお立ち寄りください。小林さんご家族のお人柄にも癒されるはずです。
今回初めてのオンラインガストロノミー。
コロナ禍でも地元を元気にしたいという有志で作りました。
ご視聴くださいました皆様に心より感謝いたします。
制作
ポットラックフィールド里美
横川温泉元湯山田屋旅館
木の里農園
株式会社ジオフーズ