農業の学校の食育

今年はコロナの影響で、秋の大収穫祭は残念ながら中止ですが、11月19~25日までの1週間は秋の収穫祭ウィークとして、学生たちが毎日の実習の中で作った野菜や加工品を、お買い得価格でお買い求めいただくことができるんです。

今日も食育授業の前に学園直売所をのぞいて見ると、天気も良いせいか朝獲りの豊富な農作物がたくさん並んでいました。私たち消費者にとっては、どれにしようか迷うほど、ここに来れば嬉しい楽しいお買い物時間が過ごせそうです。

そして毎回の食育授業では座学の他に、直売所から旬の食材をチョイスして色々な農産加工品を試作しています。今回はキャベツとネギと油揚げを清汁にして、さらに酒粕仕立てにしました。

それから、常陸太田の有機農家さんの青唐辛子と、学園の柚子と糀で作った調味料も試作。

配合や工程を微妙に調整しながら、農産加工品として完成・販売するまでを考えて行きます。

試作した調味料はとても色鮮やかで見た目もよく、汁物の吸い口(香りの物)にはもちろんのこと、野菜やお肉にも合う美味しい調味料になりました。

色々と野菜の食べ方に関しては厳しい学生達で、私もたくさんのヒントをもらっています。この調味料の試食は止まらなくなり、とうとう残り全部も昼食のうどんの薬味になりました。

「国産・地元の農作物を食べよう」という食育授業を、生産者側も学ぶことで、消費者の動向も見えてくると思います。
学生たちは、毎日の農業実習に前向きに取り組みながら、様々な成果を上げています。後期も頑張りましょう。