日本ジオパーク関東大会伊豆大島へ

11/17(日),18(月)の二日間、伊豆大島にて「第6回日本ジオパークネットワーク関東大会 in 伊豆大島」が開催され、茨城県北ジオパーク構想事務局はじめインタープリターの皆さまと一緒に参加しました。

 

会場内では小中学生の発表もあり、伊豆半島ジオパークをたくさんの人たちに知ってほしいという地元愛があふれていて、「牛乳せんべいを食べてみなくちゃ」という気持ちになりました。

会場内の様子。子ども達で賑わい、みとちゃん塗り絵が人気です。

 

1日目の午後の分科会では、私は③食の分科会に参加。
「何ができるかお楽しみ!関東地区のジオグルメ!」と題し、「五感で伝える」をテーマに各ジオパークから集合した特産品で作られた風土や文化や食べ方を説明した後、4班に分かれて料理を作り、さらに食レポをするという内容でした。

持ちよられた食材は、

茨城県北ジオパーク構想からは、奥久慈軍鶏と納豆
筑波山地域ジオパークは、れんこん
下仁田ジオパークは、下仁田ネギ、こんにゃく
銚子ジオパークは、醤油、きゃべつ
浅間山北麓ジオパークは、じゃがいも
箱根ジオパークは、みかん、れもん
那須烏山ジオパーク構想は、かぼちゃ、梨
伊豆大島ジオパークは、明日葉

各班、こんなに美味しそうなメニューが完成しました。

 

 

こちらは↓、会場の外のブースに並んでいた美味しいものをご紹介。
伊勢海老がゴロっと入った汁は、なんと1人一杯無料で配布。
その他にも明日葉のジェノベーゼソースサンド、さんきらい餅、溶岩おにぎり、パッションフルーツバター、牛乳、アイス、それぞれ地元の食材がしっかりと主張していて心に残りました。

 

島の中央では、活火山三原山が鎮座しています↓。島の町長さんが、災害の恐れのある所であえて暮らす理由を話され、とても感動しました。三原山は2日目のジオツアーのコースにもなりました。夜は満天の星空が、まるでプラネタリウムの様でした。

 

夜の関係者交流会はバイキング。島の特産品を使用した料理で、魚介類の他に、椿油と唐辛子を使用した明日葉メニューがたくさん並びました。お豆腐も濃厚で風味満点。

 

帰りは私は仕事の都合で一足先に港へ。東海汽船の方が送迎して下さり、パワースポット「泉津の切り通し」に寄り道。緑のマイナスイオンをたっぷり吸い込んで、英気を養うことができました。

そして、帰りの岡田港で見つけた見覚えのあるこの風景は、4月の伊豆大島のオオシマザクラの写真。ここに大煙突があったら、まるで日立市です。

こちらは↓渡航前に、茨城県北ジオパーク構想ジオネット日立の田上さんが送ってくれた、日立のオオシマザクラの写真。伊豆大島の風景ととても良く似ています。日立の桜は煙害に強いオオシマザクラを植林したもので、銀座通り桜並木のソメイヨシノは、オオシマザクラを接ぎ木して出来たもので、今や日立市は先人たちの想いが作り上げた桜の町となっています。

今回は伊豆大島に来て、改めて自分の住む町を知ることとなりました。
岡田港では、伊豆半島ジオパークのカッコイイビデオが流れ、めがねアプリの紹介もあり、観光客が「ジオパーク、カッコいい」「ジオパークに入りたい」と言っているのが印象的でした。

年明け早々には島をあげてのお祭り「椿祭り」があるそうです。また来てみたい、住んでみたい、そんな気持ちにさせられる伊豆大島でした。

伊豆半島ジオパークの皆さま、関係者の皆さま、本当にありがとうございました。