毎年3月8日は「国際女性デー(International Women’s Day)」です。日本ではまだまだ浸透していないかもしれませんが、1975年国連によって制定され、ジェンダー平等の推進や女性の権利を守るための行動を再確認し、女性の社会的、経済的、文化的、政治的な成果を称える日とされています。
イタリアでは「ミモザの日」として女性に感謝を込めて、母親や妻、友人、会社の同僚などに愛や幸福の象徴でもあるミモザが贈られているそうです。
日本では今年も「都道府県版ジェンダー・ギャップ指数」として、男女の格差を47都道府県別に、政治、行政、教育、経済の4つの分野ごとに示したものが公表されました。
それぞれの分野の指標は、【政治分野】選挙区選出の国会議員や、歴代知事の在職年数の男女比など、6つの指標を使用、【行政分野】自治体が設置する防災会議の男女比や、都道府県職員の育休取得率の男女格差など、10の指標を使用、【教育分野】4年制大学の進学率の男女差や、学校の校長の男女比など、7つの指標、【経済分野】
フルタイムの仕事をする男女間の賃金格差や、共働き家庭の家事・育児に使用する時間の男女格差など、7つの指標、とされています。
その結果、私の居住する北海道では残念なことに【政治分野】以外すべて最下位という結果になりました。居住環境はまるで国別指数上位国を占める北欧並であるにもかかわらず、どうしてこんなに違いがあるのか。
SDGsの実現として私たちは「12,つくる責任つかう責任」の食品ロスや二酸化炭素の削減に目が行きがちだが、実は「5,ジェンダー平等を実現しよう」も達成度が低く、すぐにでも取り組まなければならない問題であるはずなのに。
女性は出産などの性的な役割はあるが、子育てや介護等は社会に甘えて心置きなく委ねつつ、もっと自分が本来持っている力を十二分に発揮して、夢と希望を持って生きて良いと思う。