茨城県北部の集中豪雨を受けて

この度の台風13号による集中豪雨を受けて、我が家の家族もそれぞれの行動先で被災しました。

その日、朝の天気予報で台風の接近のニュースは聞いていましたが、それぞれ傘を持つぐらいでいつものように勤務先へと出勤。近隣の小学校は、休校になったり、午前中授業になっていたりで台風に備えていました。

私は海の香り漂う日立のシーマークの飲食店はランチ営業のみスタッフに任せ、高萩市の大自然の中のご支援先レストランへと向かいました。

高萩のご支援先では、この日も30名近くのお客様が宿泊しており、いつものようにお食事の準備を整えておりましたところ、夕方近くに降り出した雨が急に雨脚が強くなり、周りの道路は一斉に通行止めとなり、スタッフ共々職場で一夜を過ごしました。

幸なことにライフラインには影響がありませんでしたので、お客様を不安な気持ちにさせてはいけないと、通常通りのお食事を作り、スタッフも動けなくなってはいけないと、残り物で賄いを作りました。

眠れない朝を迎え、高萩市の道路の復旧は早く、次の日の夕方近くには通行止めが解除になり、通常の生活に戻ることができました。

我が家の家族は大雨の中、所々に立ち往生する車を目にしながら、川のように水が流れる道路を革靴で2時間半かけて歩いて帰宅。命に別状はありませんでしたが両足踵の皮がベロっと剥けて、毎日絆創膏を張り替えています。

急な自然災害は予知することが難しいけれど、いざ災害が起こった時には、まずは命を守る行動の方が最優先だと思います。目先の利益よりも命の方がずっと尊いものです。

そんなことを学んだ集中豪雨でした。

日立のうちの店の連携農家さんは、この先、秋の収穫に向けて稲の状態が心配とのこと。

ご支援先までの道路には、地形が変わってしまったようで小さな川ができました。

災害の爪痕はもう少し続きそうです。